仏教はなぜ日本で受け入れられたの?
仏教はもともとインドから中国へ渡り、日本に伝えられたといわれています。
- 日本仏教とはどういうものなのか
- どういった特徴があるのか?
- 仏教徒というのはどういう存在なのか?
今回の記事は、歴史のなかで、どのように日本仏教が変わってきていたのか、実際にどのようなところで仏教が広く受け入れられていったのかを解説します。
この記事を読むと、日本にどうやって仏教が広まったのか理解することができます。
また日本で大切にされている風習と仏教がどのように結びついているのかも知ることができます。
日本の仏教についての起こりについて知りたい方は、ぜひお読みください。
日本仏教とは
日本仏教とは、日本に仏教が伝わって1400年余りの年月を経て、日本の歴史や背景の中で、新たな宗派も生まれてきたのが日本仏教の特徴です。
- 法相宗
- 華厳宗
- 律宗
- 天台宗
- 真言宗
- 融通念仏宗
- 浄土宗
- 浄土真宗
- 時宗
- 臨済宗
- 曹洞宗
- 黄檗宗
- 日蓮宗
次に、日本仏教の特徴や仏教徒とはどういった存在なのかを解説していきます。
特徴
日本仏教の特徴で、既存の伝統仏教13宗はすべて大乗仏教です。
信者数や規模が大きい宗派は、浄土宗・浄土真宗、日蓮宗、禅宗などの鎌倉時代に成立した仏教。
鎌倉仏教は、法華経を根本経典としながらも他経典や密教まで、大乗仏教を広く取り入れた天台宗(延暦寺)を母体として、新しく生まれた宗派ばかりとなっています。
他人ごとに聞こえるかもしれませんが、仏教を信仰する人は仏教徒といいます。
仏教徒
仏教徒というのは、何も特別になれる存在ではありません。
仏教徒というと、毎日お経を読んだり、お寺にお参りに行っている人だと思いがちですが、ふだんから敬いの気持ちを持ち行動できる人はすでに仏教徒といえるでしょう。
たとえば、電車で席を譲ったりということも、床座施(しょうざせ)という布施の修行の一つになっています。
日本仏教の口コミ
日本仏教の口コミや感じていることなどをTwitterなどでみてみると、日本仏教に関して様々な考えを持っていることがわかります。
私も、一応お坊さんをしていますが、仏教における種の概念と死の現場の妥協点?でも解説させていただきましたが、難しい問題だと思います。
一概に「日本仏教≢本来の仏教」ではないと私は考えますが、読者の皆様はいかがでしょうか?
日本仏教と日本行事の種類
ここまでで日本仏教がどういうものかということを解説してきましたが、実際の日本行事と日本仏教が関わっているのかをみていきます。
順番に解説していきます。
初詣
初詣は仏教や神道で考えると、新年にお寺や神社にお参りすること。
自分が信仰する宗教がなければ、お寺や神社どちらにお参りしても問題がないですし、もちろん両方に行かれても大丈夫です。
もし菩提寺がある場合には、自分のご先祖様が眠っている気持ちでお寺にお参りされると、気持ちよく新年を迎えることできますよ。
お彼岸
お彼岸と仏教の関係は、実は深く関係があるのです。
仏教語としての彼岸は、煩悩の流れを超えた彼方の岸の涅槃の地、つまり悟りの境地を表します。
しかし、頭に「お」がつく「お彼岸」になると、春分、秋分の日を真ん中にしたそれぞれ七日間のことをいうようになります。
お盆
お盆と仏教の関係も、実は諸説あって一方では「盂蘭盆会」が由来していることもあります。
しかし、もう一方では神道から来ている日本独自の行事だともいわれています。
どちらが正解かは、ここでは言及しませんが、ご先祖様が帰ってくるといわれている大切な風習として大切にされています。
日本仏教|まとめ
ここまで、日本の仏教について解説してきましたが、まとめると以下のようになります。
- 日本仏教は、日本の歴史や背景の中で、新たな宗派も生まれてきたのが日本仏教の特徴
- また浄土宗・浄土真宗、日蓮宗、禅宗などの鎌倉時代に成立した仏教でもある
- 仏教徒というのは、仏教の教えを信じ、実践していく存在
この記事を読んで、日本の仏教について少しでも理解していただければと思います。