介護の悩みを相談できる場所って知らないと利用できない場合がほとんどです。
在宅介護を続けていくと、介護者や家族の人に大きな負担をかけてしまうかもしれません。
誰が介護するのか不安・・・
どの施設が自分にあっているか分からない
そこで今回紹介したいのがLIFULL介護。
LIFULL介護は日本全国の老人ホームや介護施設を検索できるサービスで、上手に利用することで数ある施設の中から、自分にピッタリな施設を絞りこめます。
- LIFULL介護とは
- LIFULL介護が扱っている施設の種類
- LIFULL介護のお役立ちガイドで自分に合った介護施設を探そう
- LIFULL介護 ランキング
- LIFULL介護 メリット・デメリット
- 介護予防をするためのフレイル
今回はLIFULL介護とはどういったものかの紹介や使い方を紹介していきます。
本記事を読むことで、自分に合っている施設を見つけやすくなるかもしれません。
今すぐにではないけど、いずれ老人ホームや福祉施設の利用を検討している方は読んでください。
LIFULL介護とは
LIFULL介護とは老人ホーム・介護施設や高齢者向け賃貸など高齢者向けの住まいを探せるサービス。
全国38,000件以上の高齢者向け住宅情報を掲載しているため、自分にピッタリの希望している条件で絞り込むことができます。
LIFULLシニアのサービスの一環として提供されており、見学や資料請求の申し込み・電話で問い合わせもできます。
LIFULL介護が扱っている施設の種類
LIFULL介護が扱っている施設の種類は下記のようになっています。
- 住宅介護支援
- 訪問系サービス
- 通所系サービス
- 短期入所系サービス
- 福祉用具
- 小規模多機能型住宅介護
順番に解説していきます。
住宅介護支援
LIFULL介護の宅介護支援は有料老人ホームなど、自立・要支援・要介護の方が入居できる支援。
下記のようなサービスが受けられます。
住宅介護支援で受けられるサービス
- 食事・清掃・洗濯の生活支援をしてくれるサービス
- 医療機関提携・緊急時対応の健康管理をしてくれるサービス
- レクリエーション・イベント等のアクティビティが受けられる施設
有料老人ホームの費用は、主に入居金と月額費用の2つです。
【有料老人ホームの費用】
- 家賃を事前にまとめて支払う費用
- 一括で支払うため、入居後の家賃の支払いがなくなったり割り引かれたりする
- 100万円以下〜1,000万円以上まで施設によってさまざま
- 一部の施設には入居金が不要な施設もある
- 主に家賃や管理費や光熱費食費
- 嗜好品・趣味や娯楽に使うお金も含む
- 介護保険サービスを利用したときにかかってくる介護保険自己負担額
- 要介護度や介護保険の負担割合によって金額が変わってくる
よくある事例
- 70代で入居する方は、入居一時金があるプラン
- 90歳以上の高齢の方は、入居一時金なしのプラン
上記のように選択される場合が多いようです。
どちらが良いのかサポートしてくれる担当者に聞いてみましょう。
介護保険自己負担額に関しては、老人ホームのパンフレットでも先ほどの月額費用とは別で表示されることが多く見落としがちです。
どのくらい費用がかかるか調べるときには、パンフレットやwebサイトをよく確認してください。
訪問系サービス
訪問介護サービスは利用者が出来るだけ自宅で自立した日常生活を送れるように支援してくれるサービス。
LIFULL介護の訪問系サービスは、大きく下記の5つあります。
- 訪問介護
ホームヘルパーが自宅に訪問し、介護その他の必要な日常生活上の世話を行ってくれる - 訪問入浴
専門スタッフが自宅に訪問し、移動式の浴槽をリビングに設置してくれ、入浴の介護を行ってくれる - 訪問看護
主治医の指示により看護師が自宅に訪問し、健康をチェック・医学的処置を行ってくれる - 訪問リハビリ
理学療法士や作業療法士が自宅に訪問し、心身機能の維持回復のリハビリを行ってくれる - 夜間対応型訪問介護
夜間や通報・巡回訪問によりホームヘルパーが自宅に訪問し、介護や日常生活上の世話をしてくれる
通所系サービス
介護には、通所と入所があります。
通所系サービスとは、通所系のサービスで自宅から福祉施設を送迎し日帰りで利用していきます。
大きく分けると下記の4つに分かれます。
- デイサービス
介護施設に通って、入浴・食事などの日常生活上で必要なサポートを受けられる - デイケア
病院や診療所に通い、リハビリ・認知症予防・聴力検査を行って、生活に必要な能力を回復・維持をしてくれる - 認知症対応デイサービス
認知症でも日常生活上で必要なサポートを受けられる - 療養型デイサービス
通常のデイサービスに加え、健康チェックをしてもらえる
短期入所系サービス
短期入所系サービスとはいわゆるショートステイといわれるサービス。
福祉施設を利用する初期によく利用され、宿泊をともなう介護サービスを受けることで家族の人の負担を減らすことが目的です。
細かく分けて下記の様に分かれます。
- 予防ショートステイ
食事・入浴など日常生活のサポートや機能訓練を行ってくれる - 療養型予防ショートステイ
予防ショートステイの内容に加え、医療・看護が加味されている
福祉用具
LIFULL介護を利用することで福祉用具の貸与や販売も利用できます。
福祉施設のスタッフが自分にあった福祉用具を提案してくれたり、用具を利用したリハビリを行ってくれたりします。
福祉用具を使うと、身体を動かしにくい場合も改善される場合がありますので、気になった方は利用してもよいかもしれません。
小規模多機能型住宅介護
予防小規模多機能型居宅介護は食事・入浴・排せつなど日常生活のサポートや機能訓練を行ってくれるサービス。
安否確認や送迎の送り出し、服薬補助から散歩の付き添いまで利用できます。
ケガや病気から退院して、もとの生活環境を大きく変えたくない場合におすすめです。
他にも細かく紹介してくれているので、詳しくは公式サイトをみて確認してください。
LIFULL介護のお役立ちガイドで自分に合った介護施設を探そう
LIFULL介護のお役立ちガイドには自分にピッタリ合う施設を探すヒントが書かれています。
お役立ちガイドを参考することで、自分と相性の良いケアマネジャーを探せたり、保健医療や生活支援のアドバイスをもらえたりします。
上記はLIFULL介護の公式YouTubeチャンネルです。
この動画では自分に合ったケアマネジャーや介護施設の探し方を紹介しています。
ケアマネジャーの探し方は下記の通り。
- 介護保険課もしくは地域包括支援センターから居宅介護支援事業所のリストもしくは「ハートページ」という冊子から探す
- かかりつけ医に相談して医療との連携が得意なケアマネジャーを教えてもらう
- 同じ地域で実際に介護サービスを利用している人たちの口コミを参考にする
- 友人や知人に介護業界で働いている人に、どのようなケアマネジャーが自分に合っているか聞く
LIFULL介護 ランキング(2022年7月時点)
一例として東京都のLIFULL介護の掲載施設のランキングを紹介していきます。
住所:東京都八王子市
施設形態:住宅型有料老人ホーム
入居費:20万円
月額費:10万円 ~12万円
住所:東京都八王子市南大沢
施設形態:介護付き有料老人ホーム
入居費:3,244.6万円 ~7,845.25万円
月額費:8.36万円 ~15.39万円
住所:東京都杉並区上井草
施設形態:介護付き有料老人ホーム
入居費:50万円 ~1,110万円
月額費:19.9万円 ~39.2万円
上記ランキングは、2022年7月時点のため、変動する場合があります。
自分の住んでいる地域や状況に合わせて検索してください。
LIFULL介護 メリット・デメリット
ここまでLIFULL介護の特徴や口コミを紹介してきましたが、メリットやデメリットは下記の通り。
- 窓口の方が情報を把握できていない
- 施設と直接コンタクトできない
- 満室ということがある
- たくさん施設が掲載されている
- 条件を絞って探しやすい
- 場所を選ばずに利用できる
- すべて費用をかけずに利用できる
- 専門スタッフが無料でサポートしてくれる
介護予防をするためのフレイル
フレイルは健常から要介護へ移行する中間の段階です。
多くの人はフレイルの状態から徐々に要介護状態になってしまうと考えられています。
フレイルになってしまうと、ストレスが溜まりやすくなったり、思うように生活できなくなったりする可能性も。
適切に支援を受けることで、健常な状態に戻れる期間でもあります。
下記チェック項目で気になるものがある人は、一度LIFULL介護を利用してもよいかもしれません。
- 体重減少
6か月で、2~3kg以上の体重減少 - 握力などの筋力低下
男性<26kg、女性<18kg - 疲労感
(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする、など - 歩行速度
通常歩行速度<1.0m/秒 - 身体活動
軽い運動・体操ができるか?定期的な運動・スポーツをしているか?
LIFULL介護|まとめ
- LIFULL介護とは老人ホーム・介護施設や高齢者向け賃貸など高齢者向けの住まいを探せるサービス
- LIFULL介護が扱っている施設の種類を、住宅介護支援・訪問系サービスに分けて紹介した
- LIFULL介護のお役立ちガイドの上手な利用方法を紹介した
- 東京のLIFULL介護 ランキングを紹介した
- LIFULL介護 メリット・デメリットを紹介した
- フレイルは健常から要介護へ移行する中間の段階で、介護予防をすることによって健常な状態に戻れたり、維持できたりする
LIFULL介護を利用すると、多くの施設を知り、見学や入居を繰り返すうちに、介護業界も把握できます。
現場スタッフと関わる機会もでき、ニュースや口コミ・評価だけではわからない問題点がよくわかるようになります。
少しでも良いご縁のきっかけにしてください。
\おすすめする人/
- 退院後の施設探し
- 情報収集
- 自分好みの条件で探したい
今回紹介したLIFULL介護。
少しでも良いきっかけを考えたい人は利用してみてはいかがでしょうか。