「大仏のおでこにあるのは何?」
大仏のおでこにあるあの「ポッチ」。
何だと思うでしょうか?
〔今回の内容〕
- 大仏のおでこにあるのは何かを解説
- 大仏のほくろの意味
この記事を読むと、仏像のおでこについて詳しくなります。
仏像のおでこにあるものが何か気になる人はぜひ読んでみてください。
それでは早速、仏像のおでこについて解説していきます。
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仏像のおでことは
仏像のおでことは、白毫相(びゃくごうそう)といいます。
白毫相(びゃくごうそう)とは?
白毫相とは、眉間白毫相(みけんびゃくごうそう)といって、仏さまの特徴だといわれています。
眉間 (みけん) にあるおでこにあるポッチなのですが、実は長く白い巻き毛です。
仏像や大仏などでは水晶などをはめ込んだり浮き彫りにしたりしてあらわされています。
白毫があるのはなぜ?
白毫相の毛を伸ばしてみると、一丈五尺(約4.5メートル)にもなる右巻きの白毛といわれています。
日本で一番有名な大仏は、奈良の大仏の盧舎那仏(るしゃなぶつ)です。
他にも、
- 岐阜県正法寺 岐阜大仏(釈迦如来)
- 茨城県牛久市 牛久大仏(阿弥陀如来)
- 千葉県安房郡鋸南町 日本寺大仏(薬師如来)
- 富山県高岡市 高岡大仏(阿弥陀如来)など
どの大仏にも白毫相というものがあります。
白毫があるのはなぜかというと、光明を放って三千世界を照らすといわれています。
仏像のおでこの口コミ
『妙法蓮華経』(口絵)個人蔵
年代不明。鳩摩羅什訳『妙法蓮華経(法華経)』の刊本の一種。画像は口絵に描かれた序品・方便品に見える「如来現瑞」のうち「放光瑞」、つまり釈迦如来の眉間の白毫相から放たれた光が六道世界をあまねくく照らす場面です。仏教の祥瑞の思想を伝えるものです。 pic.twitter.com/9r7u7l99xE— 東アジア恠異学会 (@kaiigakkai) February 27, 2021
いいねの数だけ螺髪(らほつ)描きます
らほつとは?
仏像の丸まった髪の毛の名称
人間とは違う三十二相八十種好のひとつ
額の毛は白毫(びゃくごう)と言います
頭が寂しいのでいっぱい描かせてください#4月8日はお釈迦様の誕生日#大仏#ブッダ#Buddha
ちなみに明日は大仏の日‼️#4月9日は大仏の日 pic.twitter.com/iZ5vKZ57jm— 大仏2.0 だいぶつや #あべのキューズモール 7/14.21.28いてます🦚 (@mitsu_honey77) April 8, 2020
新作のペンギンと地蔵菩薩その後
白毫相も入れてみました。 pic.twitter.com/PohbwM91Kz— ピョコ (@pyococyan) March 15, 2021
仏像のおでこの口コミや評判をみていくと、鳩摩羅什訳『妙法蓮華経(法華経)』の刊本で白毫相について紹介されていたり、ご自身で地蔵菩薩さまを作られた方などもいました。
大仏のおでこのポッチである白毫相ですが、わりと知られているということを感じています。
それだけ仏教が、ふだんの生活になじんでいるのだとホッとしました。
仏様の他の特徴
仏さまの特徴が、仏像のおでこにある白毫相の他に、下記のようなものがあります。
- 足下安平立(そくげあんぴょうりゅう)相・・・足底が地に安住し扁平である
- 千輻輪(せんぷくりん)相・・・足裏に千輻輪宝の肉紋
- 長指(ちょうし)相・・・指が長い
- 足跟広平(そっこんこうびょう)相・・・足の踵(かかと)が広くて平ら
- 手足指縵網(しゅそくしまんもう)相・・・手足の指の間に水かきがある
- 手柔軟(しゅにゅうなん)相・・・手足が柔軟である
- 足趺高満(そくふこうまん)相・・・足の甲が高く円満である
- 伊泥延膞(いにえんせん)相・・・足の腓(こぶら)が鹿王(くおう)のごとく繊細である
- 正立手摩膝(しょうりゅうしゅましつ)相・・・立てば両手は膝(ひざ)を越すほど長い
- 陰蔵(おんぞう)相・・・陰部は馬のごとく隠れている
- 身広長等(しんこうちょうとう)相・・・身体の縦・横が均整である
- 毛上向(もうじょうこう)相・・・身体の毛がすべて上向きに生えている
- 一一孔一毛生(いちいちくいちもうしょう)相・・・一つ一つの毛髪が右旋している
- 金色(こんじき)相・・・皮膚が滑らかで黄金のようである
- 丈光(じょうこう)相・・・身光が四面一丈を照らしている
- 細薄皮(さいはくひ)相・・・皮膚が薄くきめ細かい
- 七処隆満(しちしょりゅうまん)相・・・両手・両足・両肩・うなじの七処の肉が隆起している
- 両腋下隆満(りょうえきげりゅうまん)相・・・両腋(わき)の下の肉がふくよかである
- 上身如師子(じょうしんにょしし)相・・・上半身が獅子(しし)のごとく威風堂々としている
- 大直身(だいじきしん)相・・・身体が端正である
- 肩円満(けんえんまん)相・・・肩の先が円く豊満である
- 四十歯(しじゅうし)相・・・歯が40本ある
- 歯斉(しせい)相・・・歯がそろっている
- 牙白(げびゃく)相・・・歯が白く清らかである
- 師子頬(ししきょう)相・・・両頬(ほお)が隆満している
- 味中得上味(みちゅうとくじょうみ)相・・・最上の味感をもつ
- 大舌(だいぜつ)相・・・舌が広長で髪の生え際まで届く
- 梵声(ぼんしょう)相・・・音声が朗々としている
- 真青眼(しんしょうげん)相・・・瞳(ひとみ)が紺青である
- 牛眼睫(ごげんしょう)相・・・牛王(ごおう)のようなまつげをもつ
- 無見頂(むけんちょう)相・・・頂上の肉が髻(もとどり)の形に隆起している
- 白毫相・・・眉間に右回りに巻いている白毛[icon name=”arrow-left” prefix=”fas”]今回のはコレ!
仏像のおでこ まとめ
以上、仏像のおでこについてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。
少しまとめていると、次のようになります。
- 仏像のおでことは、白毫相(びゃくごうそう)という
- 白毫は、光明を放って三千世界を照らすという意味がある
読んでいただいた方の少しでもお役に立てればと思います。