「法隆寺を建てた人は誰?」
法隆寺は誰しもが知っている歴史のあるお寺です。
しかし、詳しいことを自分以外の人に伝えたり、説明したりすることって案外難しいと感じている方が多いです。
〔今回の内容〕
- 法隆寺を建てた人とは
- 法隆寺の見どころ
今回は、法隆寺を建てた人や時代背景などを解説していきます。
この記事を読むと、法隆寺のことについて詳しくなり、お参りや誰かに話すときに楽しい気持ちになるでしょう。
法隆寺の歴史について疑問に思っている方は、ぜひお読みください。
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法隆寺を建てた人とは
法隆寺を建てた人はズバリ聖徳太子です。
飛鳥時代の豪族でもあり、政治家でもありました。
たくさん逸話が残されていて、10人の会話を一度に聞くことができたともいわれいます。
(私は子どもと話すとき1人が限界ですね…笑)
聖徳太子は、亡くなった後に呼ばれるようになった呼び名(称号)。
正式には、厩戸皇子(うまやどのみこ おうじ)といいました。
他にも、何種類か名前がありましたが、ここでは割愛させていただきます。
法隆寺はいつできた?
法隆寺はいつできたかというと、『日本書紀』にもはっきりと書かれていませんが、はじめは法隆寺という名前ではありませんでした。
しかし、後から説明しますが、607年に建立されたのではないかと推察されるのです。
- 斑鳩寺(いかるがでら)
- 鵤寺(いかるがでら)
- 鵤大寺(いかるがおうてら)
- 鵤僧寺(いかるがそうじ)
- 伊我留我寺(いかるがでら)
- 伊河留我本寺(いかるがほんじ)
- 伊河留大寺(いかるだいじ)
[icon name=”star” prefix=”fas”] 法隆寺の所在する土地から名付けられた
一方、法隆寺は奈良時代以後に使われるようになっていて、「法隆寺」と「斑鳩寺」と2つの呼び名で呼ばれていたようです。
法隆寺はどこにあるの?
法隆寺は、奈良県生駒郡斑鳩町大字法隆寺。
宗派的には、もと法相宗の大本山とされてきましたが、昭和27年に宗教法人である正徳宗として認められています。
法隆寺が建立された目的は、法隆寺の金堂にその理由が確認できます。
法隆寺金堂
法隆寺の御本尊を安置している金堂の中に薬師如来像の光背に刻まれた銘文にこう書かれています。
池辺の大宮に天の下治(しろ)しめす用明天皇が病床につかれたとき、歳は用明天皇元年に推古女帝と聖徳太子をよんで、「病気を治したいと思うから、寺をつくり、薬師像をまつっていのりたい」と仰せになった。
用明天皇が亡くなられたが、遺願にしたがって推古天皇と東宮聖徳王が法隆寺を建立した。
要するに、法隆寺は用明天皇の遺願によって用明天皇の妹であった推古天皇と当時の摂政であった聖徳太子の協力によって607年に建立されたことが分かります。
法隆寺の口コミ・評判
車で斑鳩寺にお参り行ってきました!獅子王ゆかりの御朱印も。 pic.twitter.com/pco93asJWE
— 文拡月 (@h_m_190103) October 24, 2021
推古13(605)年、聖徳太子は数え32歳のとき、斑鳩に移り住んだ。
斑鳩宮を造営し、やがて隣接する地に斑鳩寺(法隆寺)を建てる。当時の大和政権の中心だった飛鳥からは北西へ約16キロ。 https://t.co/A7elLX2LHH
— 歴memo (@reki_memo) October 26, 2021
【法隆寺】聖徳太子が建立した寺。別名・斑鳩寺。西院伽藍は「現存する世界最古の木造建築物」である。
— 日本史bot (@JapaneseHis_bot) October 21, 2021
法隆寺の口コミや評判をみていくと飛鳥時代がどういう時代だったのか想像してしまいますね。
法隆寺は、世界最古の木造建造物でもあるので、これからも日本が大切にしていかなければならないものです。
御朱印が好きな方は、お参りの記念に御朱印を求められてもよいでしょう。
法隆寺にまつわる聖徳太子の謎
実は、法隆寺にまつわる聖徳太子の謎があるといいます。
日本経済新聞のウェブページ「法隆寺に2つの「七不思議」(謎解きクルーズ)」でも解説されていますが、ここでも紹介していきます。
- クモが巣をかけない
- 南大門の雨に鯛石と呼ばれる大きな石がある
- 五重塔の相輪には鎌がささっている
- 不思議な伏蔵がある
- 変えるの片目がない
- 夢殿の礼盤(僧侶が座る台)の下に水がたまる
- 雨だれが穴をあけるべき地面に穴があかない
法隆寺の見どころ
最近は、古寺巡礼の観光ブームになっているので、法隆寺にお参りをしようと考える方が多くなってきています。
そこで法隆寺の見どころを紹介させていただきます。
- 夢殿(東院伽藍)
- 大講堂(西院伽藍)
- 回廊(西院伽藍)
- 五重塔(西院伽藍)
- 金堂(西院伽藍)
- 中門(西院伽藍)
これらは、どれも国宝にしてされているので見ごたえ抜群です。
実際に拝観することによって、インターネットや本だけでは分からないようなことも分かります。
法隆寺をお参りされるのでしたら、おすすめのスポットといえます。
法隆寺を建てた人 まとめ
ここまでが、法隆寺を建てた人について解説してきましたが、まとめると下記のようになります。
- 法隆寺を建てた人は聖徳太子
- 法隆寺の見どころをまとめました
本記事が、読んでいただいた方のお役に立つとよいと考えております。