「仏さまにもくらいがあるの・・・?」
仏像は時代によって造立された種類が違ったりしていて、歴史的にみていっても面白いです。
[icon name=”info” prefix=”fas”] 今回の内容
- 仏像の種類について
- 仏と菩薩の違い
- 釈迦如来と阿弥陀如来の違い
本記事では、仏像にはどういう種類があるのか、またそれぞれの違いについて解説していきます。
この記事を読むと、仏像にはどういった種類があるのか理解でき、より仏像のことが好きになれます。
仏像の違いや背景が気になる方は、ぜひお読みください。
仏像くらいとは
仏像くらいとは、さまざまあります。
- 如来
- 菩薩
- 明王
- 天
これらは、地位(ランク)や役割によって異なってきます。
その違いによって、形も決められているのです。
遠いインドから中国、朝鮮を経て、長い月日をかけて日本に伝わる過程で大きく姿も変わってきました。
最強 仏は?-「如来」「菩薩」「明王」「天」の違い
ここでは、仏像くらいについて、如来・菩薩・明王・天に分けて解説していきます。
如来
如来は、仏像の中心となる存在。
如来の意味は、真理の世界から来た者という意味があります。
本来は釈迦如来であるお釈迦様のことを指し、仏陀や仏などとも呼ばれます。
菩薩
菩薩は、菩提薩埵(ぼだいさった)の略で、悟りを求める者という意味を持っています。
自分の悟りを求めると同時に周りの人も幸せにしようと実践する求道者です。
修行時代のお釈迦さまが典型的な菩薩だといわれています。
明王
明王は、真言や陀羅尼(だらに)などの知識を持っている仏様です。
明王は、密教特有の仏像で平安時代の初めに弘法大師 空海や伝教大師 最澄(さいちょう)などによって日本に伝えられました。
菩薩などと同じような衣をまとっていますが、その恐ろしい憤怒(ふんぬ)の表情が特徴的。
天
天とはもともとバラモン教などの異教の神さま。
仏教に取り入れられて、守護してくれる護法の神さまになったといわれ天部とも呼びます。
その成立を得る過程が天によって違っているので、決まった形がないことが特徴的だといえます。
仏と菩薩の違い
仏と菩薩の違いは、その装身具の違いによって見分けることができます。
仏の着衣はいたって質素なものになっていて、歴史上のお釈迦様の悟りを得た姿だといわれています。
菩薩の着衣は、豪華で華やかで、菩薩の姿とは相反する感じますね。
阿弥陀如来と釈迦如来の見分け方
阿弥陀如来は、裁縫極楽浄土の教主です。
阿弥陀如来と釈迦如来の見分け方は、カンタンにいえば印相が異なります。
印相は、何種類かあるので全部覚えるのが大変ですよね。
阿弥陀如来の印相の種類
ここでは、阿弥陀如来の印相を紹介していきます。
- 弥陀定印
両手を上に向けて、親指と人差し指をつまみ合わせてへその下で組み合わせている印 - 転法輪印
両手を胸の高さまで上げて、親指と人差し指をつまみ合わせる印 - 来迎印
左右共に親指と人差し指をつまみ合わせ、右手を上げ、左手を下げる印
仏像くらい まとめ
今回は、仏像くらいについてまとめました。
まとめると以下の通りです。
- 仏像は、大きく如来・菩薩・明王・天に分かれる
- 仏と菩薩の違いは、その装身具の違いによって見分けることができる
- 阿弥陀如来と釈迦如来の見分け方は、カンタンにいえば印相が異なる
今回の記事を読んで、少しでも仏像に興味を持っていただければ嬉しいです。